こんばんは。いづみです。

今日は母が私を産んでくれた日。
まだ今みたいに出来ちゃった結婚が当たり前でなかった時代に出来ちゃった婚をして、私を産んでくれた日。

そのころ父には他に付き合っている女性がいて、父はその人と結婚するつもりだった。
それを知った母は、沖縄に帰り、一人で産んで育てる決心をした。

結局二人は結婚することになり、うちの家庭があるのだけれど。

それからも母は長いこと父の女癖の悪さに泣かされきた。

すべて大人になってから聞いた話だけど。

だから私の男を選ぶ最上基準は「絶対に浮気をしない男」。
相手にも明確にそれを伝えてきた。
なのに「浮気」じゃなくて「本気」になられて離婚、なんてしゃれにならないことになったけどね。
「浮気」できない人のほうが本当は怖いのかもしれないね。

日本は高度成長期が始まったばかりで、父は毎日帰りが遅く、集団就職で東京に出てきた母は近くに誰も話し相手もなく、初めての子である私は泣いてばかり。育児ノイローゼになりかけたという。
それでも、板橋の六畳一間のおんぼろアパートで母は私を最大限に慈しんでくれたのだろう。
その時、母21歳。
私の21歳なんて、大学生でのほほんと遊んで、寝てくらしていたよ。
母は20代で3人の子供を産み、青春のほとんどを育児で暮らした。

一度、母に直接「もう死にたい。殺して」と言ったことがある。
母は大泣きしながら、「あんな大変な思いして産んで育てた子に、簡単に死なれてたまりますか」
と言った。
それと、リスカをするたびに、
「自分自身の産んだ子がそんなことをしているかと思うと、我が身を切られている思いで心がものすごく痛いのよ」
と泣く。

ああ、泣けてきてしまった。

今日は次々とたくさんの方にお祝いを言っていただいた。
生きていて良かった。
産んでくれて、本当にありがとう、お母さん。

お母さん、お母さんがいつか私の世話を必要とするような年齢になったら、お母さんが私にしてくれたように、大切に大切にするからね。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索