やっぱりアルコールなしでは早朝覚醒。5時前には起きた。
真っ暗。さすがに少し寒い。
でも、気分は悪くなかった。
短期バイトをやめたことでこれほど穏やかになれるなんて。
でも…働けないなら障害者手帳欲しいな。
ドクターはその必要はまだない、と言っていたけれど。
いろいろあって、蓄えも心細くなってきたし。
とはいえ、贅沢しなければ自宅だから充分にやっていけるけど。
午後から有楽町に映画に行こうと思っていたら、思わぬ用事が発生し、上映時間に間に合わなくなった。
え〜、と思い、間に合う映画館を探したら吉祥寺にあった。
吉祥寺の映画館…スクリーンは小さいけど、家からバスで1本だし、まあいいか、と。
前にも書いたかもしれないが、私はトニー・レオンの大ファンだ。
映画のあらすじとは全く関係ないのだが、彼はいつもダサダサの白いブリーフを履いている。まさか自前じゃないよね？
映画はとってもよかった。ウォン・カーウァイ監督にはおなじみのクリストファー・ドイルの撮る映像、私はとっても好きだ。
監督独自の「脚本のない映画」をもっとも忠実に描けるただ一人のカメラマンだと思う。
日本では登場時間が短いだの、なんだの言われていたキムタクだが、存在感というか、映画の中でのポジションがとても良かった。
日本バージョン用にキムタクの登場時間を長めにしたとのことだったけど、オリジナルも、さらにはカンヌ上映バージョンも観たいな。
そういう流動性が効くストーリー、いくつものパラレルワールド、監督の頭の中はどーなっているのか、と感嘆した。
ネタバレになるけど、太宰の文章が引用されてて驚いた。
久しぶりの吉祥寺をぶらぶらして、ソニプラで水森亜土さんのトレーナーとチェブラーシカのトレーナーを買ってしまった。
あと象グッズがいたるところにあって、買い占めてしまいそうで困った。
大学時代はよくこうして新宿や渋谷に出て、一人で映画みたり、美術館行ったりしてぶらついていたものだった。
いつしか一人の外出が少なくなっていた。
せっかく行動を縛る相手もいないのだから、一人でのんびり出かけて、いいものをみよう。
今の私は、インプットの時期なんだろう。
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